体調不良と借金地獄
生活が苦しいといのは、色んなレベルがあると思います。
たとえば、年収1000万くらいある人でも、子どもの学費が沢山かかって、親はひいひい言っているから、生活が苦しい、という人もいるでしょう。
また生活保護を受けているが、物価や消費税は上がるのに、保護費は削減されている、生活が苦しい、などという人もいるはずです。
しかし、本当に大変なのは借金をしょっている人ではないかと思います。
多重債務で資金繰りに困りてんてこまいなのに、体調が悪く思うように働けないなんて人も中にはいます。
そのような困っている人を狙うハゲタカのような闇金融業者がいますよね。
そんな悪徳業者のせいで、さらに借金が雪だるま式にかさんでいって、さらなる生活苦が待っているというわけです。
景気が悪くなって、一番先にダメージを受けるのは小さな町工場や個人商店などですよね。
そのような立場の弱い人が、どんどん追い込まれてしまうのが、現在の自由経済の最大の弱点といえます。
日本の発展を支えてきたのがそのような小さな企業や個人経営者たちであることを考えれば、救済を考えなければならないのは当然なのに、国は手をこまねいているようにも見うけられます。
弱い立場の人が安心して住める国が本当にいい国だとすれば、果たして現在の日本はいい国だということができるのでしょうか。
身体の調子が悪く働けない人に対する対応としても、制度上の都合の一言で、援助から漏れてしまっている人は多くいます。
働けないと、収入がなくなるのは当然ですが、不動産の所有者である、などの理由で生活保護すら受けられない人も数多くいます。
そのような人が、食べていくためだけに、高金利の借金を重ねるとしたら、本当にかわいそうなことです。
身近に相談できる相手もいない高齢者などが、自宅で食べるものもなくただ弱っていくような社会は本当にダメな社会です。
身体に障害がある人も同様です。
本当に平等な社会が実現できるよう、努力が必要です。